笑うと目の下が膨らむのはクマ?治療が必要なケース、不要なケース

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笑うと目の下が膨らむ原因は、クマだけではありません。眼窩脂肪の突出・筋肉の動き・むくみなど原因別に、治療が必要なケースと不要なケースをわかりやすく解説します。

こちらの記事は

「笑顔で写真を撮ると、目の下がぷっくり膨らんで老けて見える…」
「鏡で笑うたびに、目の下の膨らみが気になって仕方ない」

そんな悩みを抱えている方は、実はとても多くいらっしゃいます。

でも、ちょっと待ってください。笑ったときに目の下が膨らむのは、必ずしも「クマ」が原因とは限りません。自然な筋肉の動きによるものから、加齢による脂肪の変化まで、原因はさまざまです。

そして最も大切なのは、「原因によって、治療が必要かどうかがまったく異なる」という点です。

この記事では、目の下の膨らみのメカニズムをわかりやすく解説したうえで、治療が不要なケースと、専門家への相談が推奨されるケースを具体的にお伝えします。正しい知識を持つことで、必要以上に不安になることなく、自分に合った選択ができるようになります。

目次

  1. 笑うと目の下が膨らむのはなぜ?基本メカニズムを解説
  2. 目の下の膨らみ「3つのタイプ」と見分け方
  3. 治療が不要なケース:自然な膨らみの特徴
  4. 治療を検討すべきケース:こんなサインに注意
  5. 自宅でできるセルフケア4ステップ
  6. よくある質問(Q&A)
  7. まとめ・当院へのご相談

笑うと目の下が膨らむのはなぜ?基本メカニズムを解説

目の下の構造を理解しよう

まず、目の下がなぜ膨らむのかを理解するために、目のまわりの構造を簡単に説明します。

眼球の周囲には「眼窩(がんか)」と呼ばれる骨のくぼみがあり、その中には眼球をクッションのように支える「眼窩脂肪(がんかしぼう)」が詰まっています。この脂肪を前から支えているのが、「眼窩隔膜(がんかかくまく)」という薄い膜です。

若いうちはこの膜がしっかりと脂肪を支えているため、目の下はフラットな状態を保てます。ところが加齢とともに眼窩隔膜が徐々に緩んでくると、脂肪が前方に押し出されてきます。これが目の下の膨らみの主な原因のひとつです。

笑うと膨らみが増すのはなぜ?

さらに、笑ったときに膨らみが目立つ理由があります。目のまわりには「眼輪筋(がんりんきん)」という筋肉があり、笑うとこの筋肉が収縮します。

わかりやすい比喩として、チューブ入り歯磨き粉を想像してください。チューブの先が緩んでいる状態でチューブを握ると、中身が押し出されますよね。これと同じように、眼輪筋が収縮することで眼窩脂肪がさらに前方に押し出され、膨らみが強調されるのです。

つまり「笑うと目の下が膨らむ」という現象は、眼窩脂肪の量・眼窩隔膜の緩み・眼輪筋の動き、これら3つの要因が組み合わさって起こっています。

目の下の膨らみ「3つのタイプ」と見分け方

目の下の膨らみには、大きく分けて3つのタイプがあります。自分がどのタイプかを知ることが、適切な対処法を選ぶ第一歩です。

タイプ1:筋肉の動きによる一時的な膨らみ

笑ったときだけ現れ、表情を戻すと消えるタイプです。眼輪筋の収縮によるもので、年齢に関係なく多くの方に見られる自然な現象です。

特徴

  • 笑顔をやめると膨らみが消える
  • 触ると柔らかく、左右対称
  • 普段の表情ではほとんど目立たない
  • 若い頃から同じように現れている

タイプ2:眼窩脂肪の突出による膨らみ(黒クマ)

加齢によって眼窩隔膜が緩み、脂肪が前方に突出したタイプです。30代後半〜40代以降に多く見られます。

特徴

  • 笑っていないときも膨らみが確認できる
  • 膨らみの下にくぼみ(影)ができる
  • 年々膨らみが大きくなっている気がする
  • 指で押すと少し引っ込む

タイプ3:むくみ・血行不良による膨らみ

睡眠不足や塩分・アルコールの過剰摂取などによりリンパや血液の流れが滞り、水分が目の下にたまるタイプです。

特徴

  • 朝起きたときに特に目立つ
  • 夕方には落ち着いていることが多い
  • 疲れたときや飲酒後に悪化する
  • 青っぽく見えることがある

【セルフチェック:3ステップで自分のタイプを確認】

ステップ1 鏡の前でにっこり笑い、目の下の膨らみを確認する

ステップ2 表情を戻して、膨らみが消えるかどうかチェック → 消えたら「タイプ1」の可能性が高い

ステップ3 普通の表情でも膨らみがある場合、朝と夜で差があるか確認 → 朝だけ目立つなら「タイプ3」、常に膨らんでいるなら「タイプ2」の可能性

治療が不要なケース:自然な膨らみの特徴

以下のような特徴に当てはまる場合、医療的な治療は必ずしも必要ではないとされています。

  • 笑ったときだけ膨らみ、普通の表情に戻すと消える
  • 若い頃から同じような膨らみがあり、特に悪化していない
  • 睡眠・食事・飲酒を整えると翌日は気にならない
  • 左右対称で触ると柔らかい
  • 日常生活や仕事に支障をきたすほど気になっていない

たとえば20代の方で「笑うと目の下が膨らむ」とお悩みの場合、多くは眼輪筋の自然な動きによるものです。この場合、無理に治療を受けなくても、メイクのテクニックで十分にカバーできることも多いです。

また、疲れが溜まったときだけ悪化するようであれば、まず生活習慣の改善を優先されることが推奨されます。十分な睡眠・節酒・塩分控えめの食事を1〜2週間続けてみてください。それだけで気にならなくなるケースも少なくありません。

治療を検討すべきケース:こんなサインに注意

一方で、以下のようなサインが見られる場合は、美容医療の専門家に相談することを検討されることをおすすめします。

  • 以前は気にならなかったのに、最近急に目立ち始めた
  • 笑っていない普通の表情でも膨らみが目立つ
  • 膨らみの下に影やくぼみができ、顔全体が暗く見える
  • 左右で膨らみの大きさが明らかに違う
  • 生活習慣を改善しても数週間経っても変化がない
  • 年々悪化していると感じる

特に「膨らみの下に影(くぼみ)がある」状態は、眼窩脂肪の突出が進んでいるサインである可能性があります。この状態では、市販のアイクリームや美容液だけでは改善が難しいケースが多く、専門家による診察が推奨されます。

また、「気になって仕方ない」「自信を持って笑えない」と感じるほどストレスになっている場合も、一度カウンセリングを受けてみることで、選択肢が広がります。治療が必要かどうかの判断も含め、専門家と一緒に考えることができます。

自宅でできるセルフケア4ステップ

医療的な治療を受ける前に、まず試していただきたいセルフケアをご紹介します。特に「タイプ3(むくみ・血行不良)」の方には効果が期待できます。

ステップ1:生活習慣の見直し

目の下の膨らみを悪化させる生活習慣を改善することが、最初の一歩です。

  • 睡眠:1日7〜8時間を目安に、質の良い睡眠を確保する
  • 塩分:夜の塩分・アルコール摂取を控え、翌朝のむくみを予防する
  • 水分:こまめな水分補給で体内の循環を促す
  • 姿勢:うつ伏せ寝は目のまわりに圧がかかるため、仰向けが推奨される

ステップ2:目元の血行を促す温めケア

蒸しタオルを目元に10〜15秒あてる「温めケア」は、血行を促す手軽な方法として知られています。38〜40℃程度の温度が目安です。熱すぎると皮膚へのダメージになるため、肌に当てる前に手首で温度を確認してください。

朝起きてすぐに行うことで、むくみの改善が期待できます。

ステップ3:目元を「こすらない」習慣

意外と見落とされがちなのが、日常的に目元をこする習慣です。洗顔・メイク落とし・目のかゆみなどで目元を強くこすることは、皮膚のたるみや色素沈着を招く原因になります。

目元は顔の中でも特に皮膚が薄い部位です。洗顔やクレンジングは「やさしくなでるように」、メイク落としは「時間をかけて馴染ませてから拭き取る」ことが推奨されます。

ステップ4:保湿と紫外線対策の徹底

目元の乾燥はたるみや色素沈着を進行させます。目元専用の保湿アイテムを使い、「押さえるようにのせる」方法でケアしましょう。

また、紫外線はコラーゲン・エラスチンを破壊し、皮膚のたるみを加速させます。日焼け止めを目元にも丁寧に塗布する習慣をつけることが推奨されます。

よくある質問(Q&A)

Q1. 子どもの頃から笑うと目の下が膨らみます。これも治療が必要ですか?

生まれつきや幼少期から見られる膨らみは、多くの場合は眼輪筋の自然な動きによるものです。普通の表情に戻したときに消えるようであれば、医療的な介入は必ずしも必要ではありません。ただし、気になる場合は専門家に相談することで、ご自身の状態を正確に把握することができます。

Q2. 片方だけ膨らみが目立つのはなぜですか?

もともとの骨格の左右差や、就寝時に常に同じ方向を向く習慣、頬杖をつく癖などが影響していることがあります。急に左右差が現れた場合や、膨らみ以外の症状を伴う場合は、早めに医療機関を受診されることをおすすめします。

Q3. マッサージで膨らみは改善しますか?

むくみによる膨らみであれば、リンパの流れを促すやさしいマッサージが効果的なことがあります。ただし、眼窩脂肪の突出が原因の場合、マッサージでの改善は難しいとされています。また、目元を強くマッサージすることは皮膚への刺激になるため、行う場合はやさしい力加減が推奨されます。

Q4. 目の下の膨らみはほうっておくと悪化しますか?

眼窩脂肪の突出が原因の場合、加齢とともに進行していくことが一般的です。一方、筋肉の動きによる膨らみは、急激に悪化することは少ないとされています。気になる変化がある場合は、早めに専門家に相談することで、より少ない負担で対処できる可能性があります。

Q5. 治療後、日常生活にどのくらい支障が出ますか?

治療法によって異なります。注射系の施術は比較的ダウンタイムが短いとされていますが、数日間の内出血や腫れが生じることがあります。ご自身のライフスタイルや予定を考慮し、カウンセリング時に詳しく確認されることをおすすめします。

まとめ

笑うと目の下が膨らむ原因は、「クマ」ひとつではありません。筋肉の動き・眼窩脂肪の突出・むくみなど、複数の原因が関わっており、それぞれで対処法が異なります。

今回の内容を整理すると、以下のようになります。

大切なのは、自分の膨らみのタイプを正しく把握したうえで、必要かどうかを判断することです。「なんとなく気になるから治療する」のではなく、「状態を知った上で、自分に合った選択をする」ことが、満足のいく結果への近道です。

まずはセルフケアを試みていただき、改善が見られない場合や悩みが深い場合は、専門家のカウンセリングを受けることをおすすめします。

当院へのご相談

目の下の膨らみやクマでお悩みの方、「自分はどのタイプだろう?」と気になる方は、どうぞお気軽に当院へご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診察し、治療が必要かどうかの判断も含めてご説明いたします。「まだ治療を決めていない」「情報収集の段階」という方のカウンセリングも歓迎しております。

無理な勧誘は一切行いません。あなたのペースで、納得のいく選択ができるよう、全力でサポートいたします。

ご予約はお電話またはウェブサイトの予約フォームより承っております。皆様のご来院を、心よりお待ちしております。

参考動画

執筆
院長 田中 龍二
TANAKA Ryuji
RÉ CLINIQUE SENDAI 院長
元 湘南美容外科 仙台院院長
北海道・東北エリア統括医
累計執刀数 15,000件以上

経歴
2015年
・佐賀大学医学部医学科 卒業
・東京大学医学部附属病院 勤務
2017年
・湘南美容外科 入職
・湘南美容外科 横須賀院 院長 就任
2021年
・湘南美容外科 仙台院 院長 就任
・北海道東北エリア統括 医師 就任
2025年
・RÉ CLINIQUE SENDAI 開院

資格・所属学会
・日本美容外科学会(JSAS)専門医
・VASER 認定医

学会発表
・第113回 日本美容外科学会
 クマ治療の他院修正について発表
 「皮膚剥離を行わず下眼瞼脂肪に対するアプローチ」

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