仙台の美容外科医が解説するボツリヌストキシン注射のよくある副作用

仙台でボトックス(ボツリヌストキシン)注射を検討中の方へ。腫れ・内出血・眉下垂など副作用の種類・原因・対処法を美容外科医が正直に解説。安心して受けるための知識をまとめました。

「ボトックスって副作用はあるの?」「注射した後、顔が固まったりしない?」「眉毛が下がると聞いたけど、本当に起きるの?」

ボツリヌストキシン注射(ボトックス)に興味はあるけれど、副作用への不安から一歩踏み出せない方は多いです。「副作用」という言葉を聞くと怖くなりがちですが、正しく理解することで、必要以上に恐れることなく判断できるようになります。

この記事では、仙台の美容外科医の視点から、ボツリヌストキシン注射のよくある副作用・その原因・対処法・予防のための注意点まで、包み隠さず正直にお伝えします。

ボツリヌストキシン注射の安全性について

適切に使用された場合の安全性

ボツリヌストキシンは「毒素」という言葉が含まれていることから不安を感じる方もいますが、医療用として使われる量は非常に微量であり、世界中で長年にわたって使用実績がある治療です。

厚生労働省から承認を受けた製剤を適切な量・適切な部位に注射することで、安全性は高く保たれています。

ただし、どんな医療行為にもリスクがゼロということはありません。ボツリヌストキシン注射も同様で、副作用の可能性について正しく理解した上で受けることが推奨されます。

副作用が起きやすい状況

副作用が起きやすい原因としては、以下が挙げられます。

  • 注入量が多すぎる・少なすぎる
  • 注入位置が不適切
  • 医師の解剖学的知識・経験の不足
  • 患者さん個人の体質・代謝の特性
  • 術後の行動(注射後にすぐ横になった等)

多くの副作用は、経験豊富な医師による適切な注射と術後の注意事項を守ることで予防・軽減できます。

よくある副作用①:注射部位の腫れ・赤み・内出血

最も一般的な副作用

注射後に注入部位が一時的に赤くなる・腫れる・内出血が起きることは、最も一般的な副作用のひとつです。

注射針を刺すことで皮膚・組織に微細なダメージが加わるため、体の修復反応として炎症・腫れが生じます。内出血は注射針が細かい血管に当たることで起きます。

どのくらい続くか 赤み・腫れは数時間〜数日で落ち着くことが多いです。内出血は出た場合、1〜2週間程度で徐々に吸収されます。

対処法 注射後は強く触らない・擦らない。内出血はコンシーラーで目立たなくすることが可能ですが、注射後すぐのメイクは避け、担当医師の指示に従って再開しましょう。

予防のポイント 術前1〜2週間は血液をサラサラにするサプリメント(魚油・ビタミンE・納豆等)の摂取を控えることで、内出血が起きにくくなる場合があります。

よくある副作用②:眉毛の下垂(眉下垂)

額への注射で起きやすい副作用

眉毛の下垂は、特に額(前頭部)へのボツリヌストキシン注射後に起きやすい副作用です。

額には前頭筋という筋肉があり、これが収縮することで眉毛を引き上げています。額のシワを治療するためにこの筋肉にボツリヌストキシンを注射する際、効きすぎたり・注入位置が低すぎたりすると、眉毛を引き上げる力が失われて眉毛が下がります。

眉毛が下がると、上まぶたが重たく見える・目が小さく見えるという変化が生じます。

どのくらい続くか ボツリヌストキシンの効果は時間とともに代謝されるため、眉毛下垂は永続的なものではなく、一般的に1〜3ヶ月程度で改善されることが多いです。

予防のポイント 額への注射は特に注入量と位置の精度が重要です。「額のシワを完全に消したい」という希望のために多量を注入すると眉下垂のリスクが高まります。「自然にシワを目立たなくする」という控えめな量から始めることが安全なアプローチとされています。

初回は少量から始めて様子を見ることを推奨してくれる医師を選ぶことが、この副作用を予防する上で重要です。

よくある副作用③:表情が不自然になった

「顔が動かない」「笑顔がおかしい」

ボツリヌストキシンが効きすぎた・注入位置が不適切だった場合に、表情が不自然になることがあります。

目尻への注射後 笑ったときの目尻のシワを改善するために眼輪筋外側に注射する際、量が多すぎると笑顔のときの表情が不自然になったり、頬の動きに影響が出たりすることがあります。

口元への注射後 口角を引き下げる筋肉へのボツリヌストキシンは、量の加減が非常に繊細です。多すぎると会話・食事・表情に影響が出ることがあります。

どのくらい続くか 効果は一時的なため、3〜6ヶ月程度で元に戻ります。

予防のポイント 「自然に変わりたい」という希望を正確に伝え、少量から始めることが大切です。部位によっては追加注射で調整することが可能なため、まず控えめな量から始める方が安全とされています。

よくある副作用④:非対称(左右差)

左右の効き方に差が出た

注入量・注入位置のバランスが崩れた場合や、もともと顔の左右に筋肉量の差がある場合に、効果に左右差が生じることがあります。

「片方だけシワが残っている」「片方の眉毛だけ下がっている」という状態です。

対処法 効果が不十分な側に少量追加注射を行うことで調整できる場合があります。効果が出すぎた側については、自然に薬が代謝されるのを待つことになります。

予防のポイント もともとの顔の左右差・筋肉の差を把握した上で、あえて左右で注入量を変えるなどの調整が必要です。これは経験を積んだ医師でなければ難しい判断です。

よくある副作用⑤:効果が出なかった・すぐ切れた

「効かなかった」という経験

「ボツリヌストキシンを打ったけど、全然変わらなかった」という方もいます。これも広義の「期待と異なる結果」という意味で副作用のひとつとして捉えられることがあります。

原因として考えられること

注入量が少なすぎた 特定の部位には筋肉量に合わせた適切な量が必要です。一律に少量を注射する場合、効果が不十分になることがあります。

ボツリヌストキシン抗体ができている 非常に稀なケースですが、繰り返し注射を受けることで体内に抗体が形成され、効果が出にくくなることがあるとされています。製剤の変更・注射間隔の調整で対処するケースがあります。

保存・管理の問題 ボツリヌストキシンは適切な温度管理・保存状態が重要です。管理が不適切な場合、効果が弱まることがあります。

効果の持続が短い 個人の代謝・体質によって効果の持続期間に差があります。活動量が多い方・代謝が速い方は効果が早く切れやすい傾向があります。

術後に守るべき注意事項——副作用を予防するために

術後の激しい運動・飲酒を避ける

血行が促進されることで薬剤が拡散しやすくなる可能性があります。術後当日は激しい運動・飲酒を避けることが推奨されます。

注射部位を強く触らない・マッサージしない

注射後すぐに注射部位を強く押したり・マッサージしたりすることで、薬剤が意図しない方向に広がるリスクがあります。術後数時間は注射部位を触らないようにしましょう。

日差しの強い場所を避ける

術後すぐの強い日差しへの暴露は、内出血・腫れを悪化させる原因になることがあります。外出の際は日傘・帽子を活用することが推奨されます。

副作用が起きたらどうする?

まず担当医師に連絡する

副作用が出た場合は、自己判断せずに担当医師に連絡することが最も安全です。「これは正常な経過なのか」「すぐに来院が必要か」を判断してもらいましょう。

多くの副作用は時間とともに改善する

ボツリヌストキシンの副作用のほとんどは、薬が体内で代謝されるとともに改善します。一般的に3〜6ヶ月程度で効果が薄れ、元の状態に戻ります。

「副作用が出てしまった」と不安になることがあるかもしれませんが、永続的なリスクは非常に低い治療です。

副作用が強い場合・異常を感じる場合

呼吸困難・嚥下障害・発熱・強いアレルギー反応などの症状が出た場合は、速やかに担当医師または医療機関に連絡・受診することが必要です。これらは非常に稀ですが、重篤な副作用として知られています。

副作用リスクを下げるために——クリニック選びの重要性

ボツリヌストキシン注射の副作用リスクを下げるために、クリニック・医師選びは非常に重要です。

医師本人が注射を行うか:カウンセリングは医師でも注射はスタッフというクリニックには注意 ✔ 初回は少量から始める提案があるか:「まず控えめな量で様子を見ましょう」と言える医師が安全 ✔ 追加・修正対応をしてくれるか:効果が不十分な部位への追加調整に対応しているか ✔ 副作用について正直に説明してくれるか:「副作用はほとんどありません」という説明は要注意 ✔ 解剖学的知識・症例数が豊富か:顔の筋肉構造への深い理解が副作用予防につながる

RÉ CLINIQUE SENDAIのボツリヌストキシン注射

RÉ CLINIQUE SENDAIでは、ボツリヌストキシン注射はすべて田中龍二医師本人が担当します。副作用についての説明も包み隠さず行い、初回は少量から始めて様子を見るアプローチを基本としています。

「副作用が心配で踏み出せない」という方ほど、まずカウンセリングで正直に疑問をぶつけていただくことを歓迎しています。

まとめ

ボツリヌストキシン注射のよくある副作用についてまとめます。

✔ 腫れ・赤み・内出血:最も一般的。数日〜2週間で改善
✔ 眉下垂:額への注射で起きやすい。1〜3ヶ月で改善
✔ 表情の不自然さ:効きすぎ・位置のズレが原因。3〜6ヶ月で改善
✔ 頭痛:術後一時的に起きることがある。数日で改善
✔ 左右差:追加注射で調整可能なケースがある
✔ 効果不足・持続が短い:注入量・体質・製剤の管理が影響

多くの副作用は一時的で、薬が代謝されるとともに改善します。正しい知識を持って受けることが、安心につながります。まずはRÉ CLINIQUE SENDAIのカウンセリングで、疑問・不安を一緒に解消しましょう。

RÉ CLINIQUE SENDAI|ボツリヌストキシン注射のご相談はこちら 仙台でのボトックス相談、お待ちしております。

執筆
院長 田中 龍二
TANAKA RYUJI
RÉ CLINIQUE SENDAI 院長
元 湘南美容外科 仙台院院長
北海道・東北エリア統括医
累計執刀数 15,000件以上

経歴
2015年
・佐賀大学医学部医学科 卒業
・東京大学医学部附属病院 勤務
2017年
・湘南美容外科 入職
・湘南美容外科 横須賀院 院長 就任
2021年
・湘南美容外科 仙台院 院長 就任
・北海道東北エリア統括 医師 就任
2025年
・RÉ CLINIQUE SENDAI 開院

資格・所属学会
・日本美容外科学会(JSAS)専門医
・VASER 認定医

学会発表
・第113回 日本美容外科学会
 クマ治療の他院修正について発表
 「皮膚切除を伴う下眼瞼脂肪に対するアプローチ」

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