二重埋没後に注意すべき症状と対処法。術後ケアの完全ガイド
「埋没法を受けたけど、この腫れはいつまで続くの?」「まぶたにしこりみたいなものがある気がする」「糸が出てきた感じがして怖い」
二重埋没法を受けた後、こういった不安を感じる方はとても多いです。埋没法はダウンタイムが短い手術として知られていますが、術後に「これは正常なの?」「病院に行くべき?」と判断に迷う症状が出ることがあります。
術後の変化を正しく理解しておくことは、適切なケアを続けるためにも・万が一のトラブルに早めに気づくためにも非常に重要です。
この記事では、二重埋没法後に起きる症状の基礎知識・正常な経過と注意が必要なサイン・日常生活での具体的なケア方法・よくある疑問まで、わかりやすくまとめました。
目次
- 二重埋没法後の経過について知っておくべき基礎知識
- 術後に起きる「正常な症状」と経過の目安
- 「注意が必要な症状」——こんなときは早めに受診を
- 術後の日常生活でのケア方法
- よくある質問(Q&A)
- まとめ
1. 二重埋没法後の経過について知っておくべき基礎知識
埋没法とはどんな手術か
埋没法とは、まぶたの皮膚と内側の組織を細い医療用の糸で結びつけることで、二重のラインを作る手術です。メスを使った切開をほとんど行わず、皮膚に小さな穴を開けるだけで施術できるため、切開法と比べてダウンタイムが短い点が特徴です。
留める点数・糸の通し方・糸の種類によってさまざまな術式があり、クリニックによって方法が異なります。
なぜ術後に症状が出るのか
どんなに小さな手術でも、組織にダメージが加わることで体は自然な修復反応を起こします。この修復反応が腫れ・内出血・痛み・違和感として現れます。
埋没法の場合、切開が最小限のため症状が軽い傾向がありますが、個人差・留める点数・糸の通し方によって症状の程度は変わります。これらの症状は「体がしっかり修復しようとしている証拠」でもあります。
埋没法後の「完成形」はいつ見えるか
埋没法後の腫れが引いて、本来の仕上がりが見えてくるまでには時間がかかります。術後すぐの状態は腫れによって二重の幅が広く見えることが多く、「こんなに広くなるとは思わなかった」と驚く方もいます。
腫れが落ち着くにつれて自然な幅に落ち着いていきます。「完成形に近い状態」が見えてくるのは、一般的に術後1〜3ヶ月が目安とされています。
2. 術後に起きる「正常な症状」と経過の目安
腫れ(浮腫)
埋没法後の腫れは、術後すぐから始まり、術後2〜3日がピークとなることが一般的です。まぶたが腫れることで二重の幅が広く見えたり、まぶた全体が重たく見えたりします。
腫れのパターンとして、朝起きたときに腫れが強く・夕方に少し落ち着くという変動が出ることがあります。これは横になっている間に重力の影響で水分が目元に集まるためで、自然な変化です。
腫れが落ち着いてくるにつれて、二重の幅が徐々に自然な幅に落ち着いていきます。
内出血
埋没法では切開が最小限のため、内出血が出ない方も多いですが、出る方もいます。青紫色の変色として現れ、時間とともに黄色→黄緑色→肌色と変化しながら吸収されていきます。
内出血の出やすさは個人の体質によって大きく異なります。内出血が出ていても、それ自体が問題になることは少なく、自然に吸収されていくことが一般的です。コンシーラーである程度カバーできますが、目元へのメイクが可能なタイミングについては担当医師の指示に従いましょう。
痛み・違和感
術後は麻酔が切れるにつれて、まぶたに重たさ・ひきつれ感・ズキズキとした違和感が出ることがあります。強い痛みというより「鈍い違和感」として感じる方が多いようです。
処方された鎮痛剤でコントロールできる程度が一般的で、術後2〜3日をピークに徐々に和らいでいきます。
まぶたのひきつれ・引っ張られる感覚
糸でまぶたの組織を留めているため、術後しばらくはまぶたを動かすたびに「引っ張られる感じ」「ひきつれ感」を覚えることがあります。
これは糸が組織に馴染んでいく過程で生じる感覚で、時間とともに改善していくことが一般的です。目を大きく開けるとき・まばたきのときに感じやすいです。
糸の留め目部分の小さな盛り上がり
埋没法では、糸を通した穴の部分に小さな盛り上がり・ポコッとした感触が出ることがあります。術後しばらくは目立つことがありますが、腫れが引くにつれて目立たなくなっていくことが多いです。
3. 「注意が必要な症状」——こんなときは早めに受診を
急激に強くなる痛み・腫れ
術後は徐々に症状が改善していくのが正常な経過です。一度落ち着いた痛みや腫れが急激に悪化する・一か所だけ著しく腫れてくる場合は、感染や血腫(出血が溜まった状態)の可能性があります。
早めに担当医師に連絡・受診することが推奨されます。
発熱・傷周辺の強い熱感・皮膚の赤み
術後に38度を超える発熱・まぶた周辺の強い熱感・皮膚が広い範囲で赤くなっている場合は感染が疑われます。
感染は早期に対処することで改善しやすくなるため、このような症状が出た場合は速やかに担当医師に連絡することが推奨されます。
糸が表面に出てきた感じがする
「まぶたの裏に何かが当たる感じ」「糸が飛び出してきた気がする」という場合は、糸が結膜(まぶたの内側の粘膜)から露出している可能性があります。
このような状態は眼球を傷つけるリスクがあるため、早めに担当医師に相談することが強く推奨されます。まぶたの裏側を無理に確認しようとしたり、自分で引っ張ったりすることは避けてください。
著しい左右差が続く
術後の腫れによる一時的な左右差は正常の範囲ですが、腫れが落ち着いた後も明らかな左右差が続く場合は、担当医師に確認することをおすすめします。
まぶたのしこりが大きくなる・痛みを伴う
術後しばらくは糸の周辺に小さなしこり状の感触が出ることがありますが、しこりが大きくなる・赤みを伴う・強い痛みがある場合は感染・異物反応の可能性があります。担当医師に相談することが推奨されます。
4. 術後の日常生活でのケア方法
アイシング(冷やす)
術後すぐから数日間、目元を冷やすことで腫れの軽減が期待できます。冷やし方のポイントは以下のとおりです。
Step1:保冷剤・アイスノンをタオルや清潔なハンカチで包む(直接皮膚に当てない) Step2:まぶたの上に優しく当てる(強く押さえない) Step3:1回15〜20分程度を目安に、断続的に行う Step4:術後2〜3日を過ぎたら冷やしすぎないよう注意する
頭を高くして寝る
横になると頭部に水分が集まりやすくなり、むくみが強くなります。術後数日間は枕を高めにして頭の位置を少し高く保つことが、むくみ軽減に役立つとされています。
飲酒・激しい運動・長時間の入浴を避ける
血行が促進される行動は、腫れ・内出血を悪化させる原因になります。具体的には以下のことを術後しばらく控えることが推奨されます。
- 飲酒(アルコールは血管を拡張させる)
- 激しい運動(心拍数が上がり血行が促進される)
- 長時間の入浴・サウナ(体温上昇で血行が促進される)
シャワーは比較的早期から可能なケースが多いですが、顔への水の当て方や洗顔のタイミングについては担当医師の指示に従いましょう。
まぶたを擦らない・強く触らない
かゆみや違和感があっても、まぶたを擦ることは厳禁です。糸の状態に影響したり・傷の回復を妨げたりする原因になります。
洗顔の際も目元を優しく扱い、強くこすらないよう注意しましょう。花粉症・アレルギーでかゆみが出やすい方は、特に注意が必要です。
コンタクトレンズ・目元のメイクの再開
一般的な目安として、コンタクトレンズは術後1週間程度・目元のメイクは術後1週間前後から可能なケースが多いとされていますが、クリニックによって指示が異なります。担当医師の指示に従った時期から再開することが最も安全です。
コンタクトを装着する際・外す際にまぶたを強く引っ張ることで、糸に影響を与える可能性があるため、慎重に扱うことが推奨されます。
スクリーンを見すぎない
スマートフォン・パソコンの長時間使用は目を疲れさせ、まぶたのむくみが悪化する原因になることがあります。術後数日間は、意識的にスクリーンを見る時間を減らすことが回復を助けます。
5. よくある質問(Q&A)
Q. 腫れている間、二重の幅が広く見えます。このまま定着してしまいますか?
術後の腫れによって二重の幅が広く見えることは非常によくあることです。腫れが引くにつれて幅が落ち着いてくることが多いため、術後すぐの状態を最終的な仕上がりとして判断しないことが大切です。腫れが完全に落ち着いた後(1〜3ヶ月後)の状態を確認してから判断することをおすすめします。
Q. 左右の腫れ方が違います。失敗ですか?
術後の腫れ・内出血の出方に左右差があることは珍しくありません。元々の顔の左右差・まぶたへの処置の違いによって腫れ方が異なることがあります。腫れが完全に引いた後も左右差が気になる場合は、担当医師に相談することをおすすめします。
Q. まぶたの裏側がゴロゴロする感じがします。大丈夫ですか?
術後しばらくは糸の影響でまぶたの裏に違和感を覚えることがあります。多くの場合、時間とともに改善されます。ただし、強いゴロゴロ感が続く・目が赤くなっている・痛みがある場合は、糸が露出している可能性があるため、担当医師に相談することが推奨されます。
Q. 埋没の糸はいつか取れますか?また、取れたらどうなりますか?
埋没法の糸は、まぶたへの刺激・生活習慣・体質によって取れることがあります。糸が取れると二重のラインが薄くなる・消えるという変化が生じます。取れた場合は元の一重(または奥二重)の状態に戻ります。再度埋没法を受けることも、切開法に移行することも可能です。
Q. 術後に糸を取り出すことはできますか?
はい、埋没法は糸を抜糸することで元の状態に戻すことができる点が特徴です。ただし、時間が経過するほど糸を見つけにくくなることがあります。「やっぱり二重が嫌になった」「幅を変えたい」という場合は、なるべく早めに担当医師に相談することをおすすめします。
Q. 術後に「ポコッ」とした盛り上がりが気になります。いつ消えますか?
糸の留め目部分に小さなポコッとした感触・盛り上がりが出ることがあります。多くの場合、腫れが引いていくとともに目立たなくなっていきます。数ヶ月経過しても目立つ場合は、担当医師に確認することをおすすめします。
6. まとめ
二重埋没法後に注意すべき症状と対処法について、重要なポイントをまとめます。
✔ 腫れ・内出血・違和感は正常な治癒反応。術後2〜3日がピークで徐々に改善する
✔ 完成形が見えるまでに1〜3ヶ月かかることがある。術後すぐの状態で判断しない
✔ 急激な痛み・腫れ・発熱・糸の露出感・視力の変化は早めに担当医師へ
✔ アイシング・高め枕・血行を促進する行動を避けることが回復を助ける
✔ まぶたを擦らない・コンタクト・メイクの再開は医師の指示に従う
術後の経過には個人差があります。「みんなより腫れている気がする」と不安になることがあるかもしれませんが、正常な範囲の経過であることも多くあります。
気になる症状が出た場合は、自己判断せずに担当医師に相談することが最も安心です。RÉ CLINIQUE SENDAIでは、術後のアフターフォローを大切にしており、気になる症状や疑問がある場合はお気軽にご連絡ください。
二重埋没法を検討中の方・術後のケアについて詳しく知りたい方は、まずはカウンセリングにお越しください。
RÉ CLINIQUE SENDAI|二重埋没法カウンセリングのご予約はこちら 仙台での二重整形・術後ケア相談、お待ちしております。

執筆
院長 田中 龍二
TANAKA RYUJI
RÉ CLINIQUE SENDAI 院長
元 湘南美容外科 仙台院院長
北海道・東北エリア統括医
累計執刀数 15,000件以上
経歴
2015年
・佐賀大学医学部医学科 卒業
・東京大学医学部附属病院 勤務
2017年
・湘南美容外科 入職
・湘南美容外科 横須賀院 院長 就任
2021年
・湘南美容外科 仙台院 院長 就任
・北海道東北エリア統括 医師 就任
2025年
・RÉ CLINIQUE SENDAI 開院
資格・所属学会
・日本美容外科学会(JSAS)専門医
・VASER 認定医
学会発表
・第113回 日本美容外科学会
クマ治療の他院修正について発表
「皮膚切除を伴う下眼瞼脂肪に対するアプローチ」