脱脂後に凹んでしまった場合の修正相談|知っておきたい対処の考え方

くまとり

目の下の脱脂後に凹みが気になる方へ。仙台の美容外科医が修正の考え方を解説。一つの術式に正解はなく、複数の方法を組み合わせる専門性が必要です。後悔しないための注意点もお伝えします。

はじめに|脱脂後の凹みにお悩みの方へ

「クマを取るために脱脂を受けたのに、今度は目の下が凹んで見えるようになってしまった」

「以前よりも疲れた印象になった気がする」「窪みが目立って、かえって老けて見える」――そんなお悩みを抱えて、この記事にたどり着いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

期待を込めて受けた施術で、新たな悩みが生まれてしまうのは、とてもつらいことだと思います。

近年、目の下の脱脂術(経結膜脱脂など)は比較的手軽に受けられる施術として広まりました。その一方で、安易に行われたことによる術後トラブルのご相談も増えているのが実情です。

この記事では、脱脂後の凹みについて、なぜ起こるのか、どう修正を考えていくのかを、わかりやすく解説いたします。今まさに悩んでいる方の不安が、少しでも軽くなれば幸いです。

→当院のクマ取り治療症例はこちら

目次

  1. 脱脂後に凹んでしまうのはなぜ?
  2. 凹みによって起こりうる症状
  3. 修正に「唯一の正解」はありません
  4. なぜ高度な専門性が必要なのか
  5. 施術を受ける前に知っておきたい注意点
  6. よくある質問(Q&A)
  7. まとめ

参考動画

1. 脱脂後に凹んでしまうのはなぜ?

そもそも脱脂とはどんな施術でしょうか

目の下の脱脂とは、目の下のふくらみの原因となっている眼窩脂肪(がんかしぼう)と呼ばれる脂肪を取り除く施術です。

加齢などによって前に押し出されてきた脂肪を減らすことで、ふくらみやその下にできる影(黒クマ)の改善が期待できます。

凹みが起こる主な原因

脱脂後の凹みには、いくつかの原因が考えられます。

  • 脂肪の取りすぎ:必要以上に脂肪を除去してしまうと、土台を失った皮膚が凹んでしまうことがあります
  • もともと脱脂が適さなかった:凹みやすい骨格・皮膚の方に脱脂のみを行った場合
  • 加齢変化との相性:皮膚や脂肪のボリュームが少ない方の場合

「脂肪は一度取ると戻らない」という事実

ここで知っておいていただきたいのは、一度取り除いた脂肪は自然には元に戻らないということです。

イメージとしては、クッションの中綿を抜いてしまうと、表面の布だけが残ってへこんでしまうのに似ています。だからこそ、脱脂は「取れば取るほど良い」というものではなく、慎重な見極めが必要な施術なのです。

2. 凹みによって起こりうる症状

見た目の問題

もっとも多いお悩みは、見た目に関するものです。

目の下が窪むことで影ができ、かえって疲れて見えたり、老けた印象になったりすることがあります。「クマを取ったはずなのに、別の影ができてしまった」と感じる方も少なくありません。

より注意が必要な症状

凹みが強い場合や、過度に脂肪が除去された場合には、見た目だけでなく以下のような症状が現れることもあります。

  • 眼球の陥凹(かんおう):眼球が落ち窪んだように見える状態
  • 疼痛(とうつう):目の周りの違和感や痛み
  • 複視(ふくし):ものが二重に見えるなどの症状

こうした症状は頻度としては高くないものの、起こってしまうと日常生活に影響を及ぼす可能性があります。気になる症状がある場合は、自己判断せず、早めに専門の医師へ相談することが大切です。

3. 修正に「唯一の正解」はありません

一つの術式で解決できるとは限らない

脱脂後の凹みの修正で、もっとも知っておいていただきたいことがあります。

それは、「この方法をすれば必ず治る」という唯一の正解の術式は存在しないということです。

凹みの状態、原因、皮膚や脂肪の状態、骨格は患者様お一人おひとり異なります。そのため、修正の方法も画一的ではなく、状態に応じて見極めていく必要があります。

複数の術式を組み合わせて最適解を導く

修正においては、いくつかの選択肢の中から、その方を最適な状態に近づけるための組み合わせを考えていくことが一般的です。

たとえば、以下のようなアプローチが状態に応じて検討されます。

  • 不足したボリュームを補うアプローチ
  • 周囲の組織とのバランスを整えるアプローチ
  • 表面の凹凸や質感を整えるアプローチ

どの方法が適しているか、あるいはどう組み合わせるかは、丁寧な診察を経て初めて判断できるものです。

だからこそ「すべての術式を扱える医師」が望ましい

特定の一つの方法しか行っていない医師の場合、その方法の枠の中でしか提案ができません。

しかし、脱脂後の凹みの修正は、複数の術式を選択肢として持ち、その中から最適な組み合わせを導き出せる医師に相談することが望ましいといえます。

「自分の引き出しの中の方法」ではなく、「その患者様にとって本当に必要な方法」を提案できるかどうか。これが、修正を任せる医師を選ぶうえで非常に重要なポイントになります。

4. なぜ高度な専門性が必要なのか

修正は初回の施術よりも難しい

一般的に、修正手術は最初の施術よりも難易度が高いとされています。

一度組織に手が加えられた部位は、構造が変化していたり、癒着が起こっていたりすることがあります。そうした状態を正確に見極めたうえで、適切なアプローチを選ぶ必要があるのです。

中途半端な修正はかえって悪化を招くことも

ここで注意していただきたいのが、中途半端な修正はかえって状態を悪化させてしまう可能性があるということです。

原因を正しく見極めないまま安易に処置を行うと、新たな凹凸が生じたり、左右差が強まったりすることもあります。

「一度悩みが増えてしまったからこそ、次こそは慎重に」――この気持ちを大切に、専門性の高い医師を選んでいただきたいと思います。

解剖学的な知識と経験が結果を左右する

目の周りは、神経や血管、筋肉などが繊細に入り組んだ部位です。

特に修正においては、こうした構造を熟知したうえで、ミリ単位の調整を行う高度な技術が求められます。豊富な経験と確かな専門知識を持つ医師に相談することが推奨されます。

5. 施術を受ける前に知っておきたい注意点

安易な脱脂術の増加が招くトラブル

近年、目の下の脱脂術が広く普及した一方で、十分な見極めがないまま施術が行われ、術後トラブルにつながるケースが増えているとされています。

「手軽さ」や「短時間で終わる」といった点だけに注目してしまうと、思わぬ結果を招くことがあります。

施術前にこそ、しっかりと術式を考える

これから脱脂を検討されている方にこそ、お伝えしたいことがあります。

それは、施術を受ける前の段階で、ご自身に本当に脱脂が適しているのか、どのような術式が望ましいのかを、しっかりと考える必要があるということです。

具体的には、カウンセリングで以下の点を確認することが推奨されます。

  1. 自分の目の下の状態に脱脂が適しているか
  2. 脂肪を取るだけでなく、ボリュームのバランスをどう考えるか
  3. 凹みのリスクや、起こりうる症状の説明があるか
  4. 万が一トラブルが起きた場合の対応はどうか
  5. 複数の選択肢の中から提案してくれるか

「取るだけ」ではない発想を持つ医師を

優れた医師は、ただ脂肪を「取る」ことだけを考えるのではなく、お顔全体のバランスや将来的な変化までを見据えて提案します。

施術を受ける前から、こうした視点で診てくれる医師を選ぶことが、トラブルを未然に防ぐ最良の方法といえます。

→当院のクマ取り治療症例はこちら

⬆︎裏ハムラの症例

⬆︎脂肪注入の症例

⬆︎切開ハムラの症例

6. よくある質問(Q&A)

Q1. 脱脂後の凹みは自然に治りますか?

A. 一度取り除いた脂肪は自然には元に戻らないため、凹みが自然に解消することは難しいとされています。気になる場合は、修正を含めた相談を専門医にされることが推奨されます。

Q2. 修正はいつ頃から相談できますか?

A. 一般的には、術後の腫れや経過が落ち着いてから判断することが望ましいとされています。具体的な時期は状態によって異なるため、医師にご相談ください。

Q3. どんな医師に相談すればよいでしょうか?

A. 一つの術式にとらわれず、複数の選択肢の中から最適な組み合わせを提案できる、専門性の高い医師に相談することが望ましいといえます。

Q4. 複視や痛みがある場合はどうすればいいですか?

A. 眼球の陥凹や疼痛、複視などの症状がある場合は、できるだけ早めに専門の医師に相談することが大切です。自己判断で様子を見続けることは避けましょう。

7. まとめ

脱脂後の凹みは、見た目の問題だけでなく、場合によっては眼球の陥凹や疼痛、複視といった症状につながることもある、決して軽視できないお悩みです。

大切なポイントを整理すると、

  • 脱脂後の凹み修正に「唯一の正解の術式」は存在しない
  • 複数の術式を組み合わせ、最適解を導く高度な専門性が必要
  • 中途半端な修正はかえって悪化を招くことがある
  • 近年は安易な脱脂術の増加により術後トラブルが増えている
  • 施術を受ける前から、しっかりと術式を考えることが何より重要

一度悩みを抱えてしまったからこそ、次の一歩はより慎重に、信頼できる専門医とともに歩んでいただきたいと思います。

当院でのカウンセリングのご案内

当院では、脱脂後の凹みでお悩みの方に対し、状態を丁寧に診察したうえで、複数の選択肢の中から一人ひとりに合った修正方法をご提案することを大切にしています。

「他院で受けた施術で凹みが気になっている」「どこに相談すればいいかわからない」――そんなお悩みを抱えている方は、どうか一人で悩まず、お気軽にご相談ください。

また、これから脱脂を検討されている方も、施術前のご相談を心より歓迎しております。後悔のない選択のために、私たちが誠心誠意サポートいたします。仙台で目の下のお悩みを抱える皆様のお越しを、心よりお待ちしております。

▼詳しくは当院の施術ページをご覧ください
目の下の切らない膨らみとり
裏ハムラ
表ハムラ法
脂肪注入

→田中 龍二医師のInstagramで症例を見る

執筆
院長 田中 龍二
TANAKA RYUJI
RÉ CLINIQUE SENDAI 院長
元 湘南美容外科 仙台院院長
北海道・東北エリア統括医
累計執刀数 15,000件以上

経歴
2015年
・佐賀大学医学部医学科 卒業
・東京大学医学部附属病院 勤務
2017年
・湘南美容外科 入職
・湘南美容外科 横須賀院 院長 就任
2021年
・湘南美容外科 仙台院 院長 就任
・北海道東北エリア統括 医師 就任
2025年
・RÉ CLINIQUE SENDAI 開院

資格・所属学会
・日本美容外科学会(JSAS)専門医
・VASER 認定医

学会発表
・第113回 日本美容外科学会
 クマ治療の他院修正について発表
 「皮膚切除を伴う下眼瞼脂肪に対するアプローチ」

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