脂肪吸引は「誰がやるか」で仕上がりが変わる|美容外科医・田中龍二が術中の麻酔や手技のこだわりを解説
この記事の施術仙台の脂肪吸引を比較
こんにちは。仙台のRÉ CLINIQUE SENDAI院長、田中龍二です。
脂肪吸引を検討するとき、多くの方は「どの部位を、いくらで、どれくらい取れるか」に目が向きます。もちろん大切なポイントです。ただ、手術をする立場からお伝えしたいのは、脂肪吸引は医師による差が出やすい手術だということです。
同じ「脂肪吸引」でも、麻酔のかけ方、脂肪の取り方、使う器具、傷の閉じ方によって、手術中のつらさも、術後の仕上がりも変わってきます。
今回は、私が実際の手術で意識していることを交えながら、脂肪吸引で医師を選ぶときに知っておいてほしいポイントをお話しします。
この記事の要点
- 脂肪吸引で難しいのは、実は「麻酔と痛みのコントロール」
- 仕上がりの凹凸は、脂肪を取る層の均一さと「取りすぎない判断」で決まる
- 器具の選び方、傷の位置や縫い方、チームの経験も結果に直結する
実は重要な要素の一つである「麻酔」
脂肪吸引において、実は麻酔が非常に重要です。
脂肪吸引では、まず脂肪のある部分に麻酔液(チュメッセント液)を注入します。取る脂肪量を考慮した麻酔液を、深い層から浅い層へと順番に入れていきます。麻酔液を注入した場所からしか脂肪を吸うことができないため麻酔液を適切に注入することも仕上がりに直結します。また、手術の中でいちばん痛みを感じやすいのが、この麻酔液を入れる工程です。
麻酔の薬や方法は、クリニックによって大きく異なります。眠る麻酔は深くかけるほど管理が難しくなる(呼吸が止まるなどのリスクが増える)ため、慣れていないと十分にかけられないこともあります。その結果、「手術中にすごく痛かった」というお話につながってしまうことがあります。
当院では、患者さんにしっかり眠っていただいた状態で手術を行っています。手術中は血圧や脈拍を常に確認しています。眠っていても体が痛みを感じていると、血圧や脈拍が上がるというサインが出るためです。
さらに、麻酔液そのものにも、注入時の痛みをやわらげる薬を加えています。体へのストレスが大きいほどダウンタイムも長くなりやすいため、手術中の痛みの調整には特にこだわっています。
仕上がりを左右する「脂肪の取り方」
超音波で脂肪をやわらかくしてから吸引する
当院の脂肪吸引では、基本的にすべての症例で超音波機器を使い、脂肪をやわらかくしてから吸引しています。
脂肪にはもともと硬さがあり、そのまま吸引すると組織や血管を傷つけやすくなります。超音波で脂肪をやわらかくすることで、なめらかに吸引でき、出血も抑えられるため、術後の回復も早くなります。
超音波機器は熱がしっかり出るため、同じ層で動かし続けないと、皮膚のやけどにつながることがあります。私は前職で超音波VASER脂肪吸引の認定医を取得し、LSSAについても韓国で研修を受けて認定を取得しています。
層を均一に、遠くから吸う
脂肪吸引は、最終的には医師の手の感覚に頼る部分が大きい手術です。私は片手を皮膚に添えて、吸引している深さを常に確認しながら進めています。
慣れていないと、取る層が均一にならず、浅くなりすぎて凹凸が出てしまうことがあります。医師の指導をしていても、つまずきやすいのはこの部分です。
また、吸引は傷から一番遠いところから始めるのが基本です。手前から取ってしまうと、手前の脂肪ばかりが取れてしまい、凹凸の原因になります。
取りすぎないことも技術
脂肪吸引は、たくさん取れば細く見えるわけではありません。大切なのは、吸った後に凹凸が出ず、なめらかに見えることです。
体には、しっかり取ってよいところと、あまり取らないほうがよいところがあります。その見極めをしながら、深い層までしっかり取る部分と、控えめにする部分をデザインしていきます。
特に皮膚の表面に近い脂肪は、少し残しておくことが大切だと考えています。若いうちに薄く取りすぎると、年齢とともに皮膚が薄くなったとき、凹凸が目立ってくることがあるためです。皮膚のハリは年齢や過去の体重の増減でも変わるため、どこまで取るかはお一人おひとりに合わせて調整しています。
当院は「とにかく限界まで取ってほしい」というご希望よりも、自然で、長く綺麗な状態を保てる仕上がりを大切にしています。
器具へのこだわり
脂肪を吸引する管(カニューレ)は、長さや穴の大きさ、形の違うものを複数用意し、部位に合わせて使い分けています。
たとえば太ももの外側のようにカーブしている部分は、まっすぐな管では手前が削れやすく、凹凸の原因になります。そこで当院では、体の曲線に合わせて角度をつけたカニューレも使い、奥からなめらかに吸引できるようにしています。
これは、前職で感じていたことを開業後に形にしたものです。こうした器具の細かな選択も、仕上がりの差につながると考えています。
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意外と差が出る「傷」の扱い
脂肪吸引の傷は小さいものですが、扱い方によって残り方が変わります。
皮膚を守る器具を使う
吸引中にカニューレが皮膚とこすれると、傷が色素沈着して目立ちやすくなります。当院では、傷の入口に皮膚を保護する器具をつけてから手術を行っています。
傷を作る位置と縫い方
傷をどこに作るか、どう縫うかで、仕上がりは大きく変わります。当院では内側の縫合(中縫い)をしっかり行ったうえで表面を閉じています。私は顔の切開手術も日常的に行っているため、傷を綺麗に合わせることには特に気を配っています。
手術を支えるチームの経験
脂肪吸引は、麻酔、複数の器具の操作、術後の圧迫など、手順の多い手術です。医師一人の技術だけでなく、チームとしての流れが結果を左右します。
当院の看護師は、いずれも美容医療で5年以上の経験があります。細かな一つひとつの操作を経験のあるスタッフと行えることも、当院の強みだと考えています。
診察で大切にしていること
脂肪吸引を考えるうえで大切なのは、「気になっている部分に、どれくらい変化が出るか」を事前に見極めることです。
たとえば脚の太さは、主に脂肪と筋肉で決まります。原因が脂肪であれば脂肪吸引で変化が出ますが、筋肉が原因の場合はボトックスを組み合わせたほうがよいこともあります。診察では、どこに原因があるかを確認したうえで、合った方法をご提案しています。
よくある質問
Q. 脂肪吸引の手術中は痛いですか?
A. 当院では、しっかり眠っていただいた状態で手術を行っています。手術中は血圧や脈拍で痛みのサインを確認し、麻酔液にも痛みをやわらげる薬を加えています。
Q. たくさん取れば、それだけ細くなりますか?
A. 取る量だけで見た目が決まるわけではありません。脂肪の性質、凹凸が出ないこと、将来の皮膚の変化も考えて、取る部分と残す部分をデザインしています。
Q. 他院で脂肪吸引をした傷が目立っています。
A. 傷の位置や縫い方、手術中の皮膚の保護などが関係していることがあります。状態によって対応できることが異なるため、まずは診察でご相談ください。
Q. 脚が太いのは脂肪のせいでしょうか?
A. 脂肪だけでなく、筋肉が原因のこともあります。診察で原因を確認し、脂肪吸引が合わない場合はその理由も含めて正直にお伝えします。
まとめ
脂肪吸引は、同じ部位・同じ名前の手術でも、医師によって結果が変わりやすい手術です。
- 手術中の痛みを抑える麻酔の管理
- 層を均一にし、取りすぎない吸引のデザイン
- 部位に合わせた器具の使い分け
- 傷を目立たせない保護と縫合
- 経験のあるチームでの手術
医師を選ぶときは、価格や取れる量だけでなく、こうした「見えにくい部分」にも目を向けてみてください。
私はこれまで脂肪吸引を数多く手がけてきましたが、今も一つひとつの手術で、自然で長く綺麗な仕上がりを目指しています。仙台・東北で脂肪吸引をお考えの方は、まずはカウンセリングでお気軽にご相談ください。
- お問い合わせ:RÉ CLINIQUE SENDAI(〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央3丁目1−22 エキニア青葉通り 4階)/公式LINE(@727ibjyl)/電話 022-397-8404
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