仙台の美容外科医がニードルRFの機械の違いについて徹底解説(モフィウス、ポテンツァ、サーマニードルevo)
仙台でニードルRF治療を検討中の方へ。モフィウス・ポテンツァ・サーマニードルevoの違い・特徴・向いている悩みを美容外科医が比較解説。自分に合った機器選びの参考にしてください。
「ニードルRFに興味があるけど、モフィウス・ポテンツァ・サーマニードルevoって何が違うの?」「どれが自分の悩みに合っているの?」「クリニックによって機器が違うけど、どれを選べばいいかわからない」
ニードルRF(マイクロニードルラジオ波)治療に興味を持って調べていくと、様々な機器の名前が出てきて混乱してしまう方も多いのではないでしょうか。同じ「ニードルRF」というカテゴリでも、機器によって針の種類・照射方法・得意とする悩み・ダウンタイムが異なります。
この記事では、仙台の美容外科医の視点から、モフィウス・ポテンツァ・サーマニードルevoの3つの機器の違いを、できるだけわかりやすく比較解説します。
ニードルRF(マイクロニードルラジオ波)とは——基本をおさらい
2つのアプローチが同時に働く
ニードルRFとは、極細の針(マイクロニードル)を皮膚に刺し、針の先端または針全体からラジオ波(RF:高周波エネルギー)を照射する治療の総称です。
マイクロニードルの効果 微細な針が皮膚に極小の傷をつけることで、体の自然治癒反応が活性化します。コラーゲン・エラスチンの産生が促進され、肌の再生が促されます。
ラジオ波(RF)の効果 針から照射される高周波エネルギーが組織に熱を与えることで、コラーゲンの収縮・新生コラーゲンの産生を促します。引き締め・ハリ改善の効果が期待できます。
なぜ機器によって違いが出るのか
同じニードルRFでも、機器によって以下のような仕様の違いがあります。
- 針の本数・配置:何本の針がどう配置されているか
- 照射深度:どの深さまでエネルギーを届けられるか
- 照射方式:モノポーラ(単極)か、バイポーラ(双極)か
- 付加機能:薬剤導入・真空吸引・追加照射モードの有無
これらの違いが、得意とする悩み・効果の出方・ダウンタイムの差につながっています。
モフィウス(Morpheus8)——深部まで届く引き上げ特化型
モフィウスの基本的な特徴
モフィウス(Morpheus8)は、米国InMode社が開発したマイクロニードルRF機器です。最大の特徴は、最大8mmという深い照射深度を持つことです。
「Morpheus8」の「8」はこの最大照射深度8mmを指しており、皮膚の表面から真皮だけでなく、皮下の脂肪層(SMAS筋膜近辺)まで熱エネルギーを届けることができます。
モフィウスの針の特徴
モフィウスは非絶縁の導電針を使用しています。エネルギーが針全体から放出されるため、針が通過する経路全体に熱が伝わります。
24本または40本の針が一度に照射されるため、広い面積を効率よくカバーできます。
モフィウスが得意とすること
深部への引き上げ・リフトアップ効果 8mmという深い照射深度が、皮下脂肪・SMAS筋膜近辺にまでアプローチを可能にします。これにより、ニードルRFの中でも引き上げ・リフトアップ効果が期待しやすい機器とされています。
たるみ・フェイスラインの改善 深部への熱エネルギーで皮下組織にアプローチすることで、たるみ・フェイスラインのもたつきの改善が期待できます。
ボディへの活用 深い照射深度を活かして、顔だけでなく首・デコルテ・お腹・太もも・二の腕など、ボディのたるみ改善にも活用されています。
モフィウスが向いている悩み
- たるみ・フェイスラインのもたつきが気になる方
- 深部へのアプローチで引き上げ効果を期待したい方
- 顔だけでなくボディも改善したい方
- 40代以降のたるみが強くなってきた方
モフィウスのダウンタイム
深い層へのアプローチのため、ニードルRFの中では比較的ダウンタイムが長めになる傾向があります。赤み・腫れ・内出血が1〜2週間程度続くことがあります。
ポテンツァ(POTENZA)——多機能・薬剤導入に強み
ポテンツァの基本的な特徴
ポテンツァ(POTENZA)は、シネロン・キャンデラ社(米国)が開発したマイクロニードルRF機器です。最大の特徴は、複数のチップ(針のユニット)を交換して使用できる多機能性と、薬剤のマイクロインフュージョン(肌への導入)機能を持つことです。
様々なチップが用意されており、針の本数・配置・照射深度・照射モードを目的に応じて切り替えることができます。
ポテンツァの針と照射モード
モノポーラ(単極)モード エネルギーが深い層まで広がるように照射されます。深部へのアプローチに向いています。
バイポーラ(双極)モード 2つの電極間でエネルギーが流れるため、より浅い層にエネルギーを集中させることができます。表皮・真皮浅層へのアプローチに向いています。
この2つのモードを使い分けることで、浅い層から深い層まで幅広くアプローチできる点がポテンツァの強みのひとつです。
ポテンツァの最大の特徴:薬剤マイクロインフュージョン
ポテンツァが他のニードルRF機器と大きく異なる点が、薬剤を針から直接皮膚に注入できる機能(マイクロインフュージョン)を持っていることです。
ニードルによって開けた微細な穴から薬剤を直接注入することで、通常の塗布では届きにくい真皮層に有効成分を届けられます。
活用されている薬剤の例として、コラーゲン産生を促す薬剤・脂肪溶解成分・ヘアケア成分など、目的に応じた薬剤を組み合わせることで応用範囲が広がります。
ポテンツァが得意とすること
多様な悩みへの対応 複数のチップ・モードを使い分けることで、毛穴・ニキビ跡・たるみ・肌のハリ・脂肪溶解(二重あご等)まで幅広い悩みに対応できます。
薬剤との相乗効果 ニードルで開けた穴から薬剤を直接導入できるため、ニードルRFの効果と薬剤の効果を組み合わせた相乗効果が期待できます。
毛穴・ニキビ跡の改善 バイポーラモードでの浅い層へのアプローチが、毛穴・ニキビ跡の改善に有効とされています。
ポテンツァが向いている悩み
- 毛穴・ニキビ跡の改善を求める方
- 脂肪溶解(フェイスラインの脂肪・二重あご)を希望する方
- 薬剤導入と組み合わせた効果を期待する方
- 多様な悩みを一度の機器でカバーしたい方
ポテンツァのダウンタイム
チップの種類・照射モード・深度によって異なりますが、比較的ダウンタイムが調整しやすい機器です。浅い層へのアプローチであればダウンタイムを短くすることが可能なケースがあります。
サーマニードルevo——表皮保護と精確なアプローチが強み
サーマニードルevoの基本的な特徴
サーマニードルevoは、絶縁された針(インシュレーテッドニードル)を使用することで、エネルギーを針の先端に集中させることもできるニードルRF機器です。
「サーマ(Therma)」は熱を意味し、その名の通り「精確に熱を届ける」という設計思想で作られています。
サーマニードルevoの最大の特徴:絶縁針
サーマニードルevoが他の機器と最も異なる点が、モードに応じて個別にカスタマイズできる点です。
非絶縁針(モフィウスなど)は針全体からエネルギーが放出されるため、皮膚の浅い層(表皮)にもエネルギーが届きます。一方、サーマニードルevoの絶縁針はエネルギーが針の先端のみから放出されるため、表皮へのダメージを最小限にしながら、真皮の狙った深さに精確にエネルギーを届けられます。
サーマニードルevoが得意とすること
表皮を傷つけにくい 絶縁針の特性により、表皮へのダメージが最小限です。これが、肝斑・敏感肌・目の下など繊細な部位へのアプローチに向いている理由です。
肝斑へのアプローチ 肝斑は表皮のメラノサイトを刺激すると悪化するリスクがあります。表皮への刺激を最小化できるサーマニードルevoは、肝斑への適応として注目されています。
目の下のたるみ・小じわ 目の下は皮膚が薄く繊細な部位のため、表皮へのダメージが少ないサーマニードルevoが適しているとされています。
精確な照射深度の設定 絶縁針によって狙った深さにエネルギーを届けられるため、深度の精確なコントロールが可能です。
サーマニードルevoが向いている悩み
- 肝斑・くすみが気になる方(表皮への刺激を最小化したい方)
- 目の下のたるみ・小じわ・繊細な部位へのアプローチを希望する方
- 敏感肌・肌が薄い方
- 毛穴・ハリ・肌のキメを改善したい方
- ダウンタイムを比較的少なくしたい方
サーマニードルevoのダウンタイム
表皮へのダメージが少ないことから、比較的ダウンタイムが短い傾向があります。赤み・むくみが数日〜1週間程度で落ち着くことが多いです。
3機器の比較まとめ
悩み別——どの機器が向いているか
たるみ・フェイスラインが主な悩みなら
→ モフィウスが向いているケースが多い
深い照射深度で皮下組織にアプローチできるモフィウスが、たるみ・リフトアップを目的とした場合に有効とされています。
毛穴・ニキビ跡・脂肪溶解が主な悩みなら
→ ポテンツァが向いているケースが多い
複数のチップを使い分けられる多機能性と、薬剤導入機能により、毛穴・ニキビ跡・フェイスラインの脂肪など幅広い悩みに対応できます。
肝斑・敏感部位・目の下が主な悩みなら
→ サーマニードルevoが向いているケースが多い
個別にカスタマイズすることによって肝斑、毛穴、赤み、たるみ、目の下のふくらみなど様々な症状に対応可能です。
複数の悩みがある場合
複数の機器を組み合わせること・または同じ機器でも部位によってアプローチを変えることで、より総合的な改善が期待できます。どの機器が自分の状態に合っているかは、カウンセリングで肌の状態を確認した上で判断することが推奨されます。
RÉ CLINIQUE SENDAIのニードルRF治療
RÉ CLINIQUE SENDAIでは、サーマニードルevoを導入しており、肝斑・目の下のたるみ・毛穴・くすみなどにアプローチしています。
カウンセリングでは、肌の状態・悩みの原因を丁寧に確認した上で、「サーマニードルevoが向いているか」「他の治療との組み合わせが有効か」を一緒に整理します。
「どの機器が自分に合っているかわからない」という段階からでも、まずはカウンセリングでご相談ください。
まとめ
モフィウス・ポテンツァ・サーマニードルevoの違いをまとめます。
モフィウス
✔ 最大8mmの深い照射深度
✔ たるみ・リフトアップ・ボディへの活用に強み
✔ ダウンタイムはやや長め
ポテンツァ
✔ 複数チップで多機能・薬剤導入機能あり
✔ 毛穴・ニキビ跡・脂肪溶解など幅広い悩みに対応
✔ ダウンタイムは調整可能
サーマニードルevo
✔ 絶縁針で表皮への刺激を最小化
✔ 肝斑・目の下・敏感部位へのアプローチに向いている
✔ ダウンタイム比較的短め
「どれが自分に合っているかわからない」という方は、まずRÉ CLINIQUE SENDAIのカウンセリングで肌の状態を一緒に確認しましょう。
RÉ CLINIQUE SENDAI|ニードルRF治療のご相談はこちら 仙台でのサーマニードルevo・ニードルRF相談、お待ちしております。

執筆
院長 田中 龍二
TANAKA RYUJI
RÉ CLINIQUE SENDAI 院長
元 湘南美容外科 仙台院院長
北海道・東北エリア統括医
累計執刀数 15,000件以上
経歴
2015年
・佐賀大学医学部医学科 卒業
・東京大学医学部附属病院 勤務
2017年
・湘南美容外科 入職
・湘南美容外科 横須賀院 院長 就任
2021年
・湘南美容外科 仙台院 院長 就任
・北海道東北エリア統括 医師 就任
2025年
・RÉ CLINIQUE SENDAI 開院
資格・所属学会
・日本美容外科学会(JSAS)専門医
・VASER 認定医
学会発表
・第113回 日本美容外科学会
クマ治療の他院修正について発表
「皮膚切除を伴う下眼瞼脂肪に対するアプローチ」